19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円30銭まで下落後、112円69銭まで反発し、112円54銭で引けた。カタルーニャ州独立問題に絡みスペイン政局情勢が一段と悪化したことや、中国人民銀行総裁の金融市場への警告で警戒感が広がり、リスク回避のドル売り・円買いが優勢となった。その後、予想を上回った米国のフィラデルフィア連銀製造業景況指数や雇用関連指標、株式場の回復を受けてドル売りは一段落した。

ユーロ・ドルは、1.1826ドルから1.1858ドルまで上昇し1.1852ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)による緩和策縮小を織り込むユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、132円93銭から133円44銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3209ドルまで上昇後、1.3147ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9737フランまで下落後、0.9769フランへ反発した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ECB緩和策縮小の思惑でユーロ反発