仮想通貨市場でビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアムが10月16日、「ビザンチウム(Byzantium)」という機能向上のためのアップグレードを行った。

2015年に誕生したイーサリアムは、当初より全部で4回の大きなバージョンアップを行う計画であることをアナウンスしている。2017年10月現在はこの2段階目で「ホームステッド(Homestead」と呼ばれるバージョンだが、次の「メトロポリス(Metropolis)」へとバージョンアップするために行われたひとつめのアップグレードがこの「ビザンチウム」となる。ビザンチウムでは、トランザクションの匿名性が向上している点が注目されている。これには、匿名性の高さが特徴のアルトコインZCASHの技術が用いられている。

3段階目のメトロポリスへのバージョンアップは2018年が予定されており、このバージョンアップの際には再び価格が上昇することが予想される。

また、直近では11月1日から4日にかけてイーサリアムによる3回目の開発者達によるカンファレンスであるDEVCON 3(Developers Conference 3)がメキシコで開催される予定である。前回のカンファレンスDEVECON 2の際には価格が上昇したという経緯があり、今回のDEVCON 3 でも価格上昇が起こる可能性はある。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 イーサリアムのバージョンアップに高まる期待感【アルトコイン評価ニュース】