4日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は19.97ドル高の22661.64、ナスダックは2.91ポイント高の6534.63で取引を終了した。ハリケーンの影響があったにも関わらず、9月のADP雇用統計が予想に一致したほか、ISM非製造業景況指数も堅調な内容となり、買いが先行。米景気への期待が相場を支える一方で、連日の上昇を受けて高値警戒感が広がっており、利益確定の動きから上値の重い展開となった。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で商業・専門サービスや銀行が下落した。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で商業・専門サービスや銀行が下落した。

製薬のマイラン(MYL)は、多発性硬化症治療薬剤のジェネリック医薬品が米食品医薬品局(FDA)の認可を受け、大幅上昇。一方で同ブランド医薬品開発元のテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)が急落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は野村証券の買い推奨を受け、堅調推移。動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)はUBSの目標株価引き上げを受け、買われた。一方で、事務用品小売のオフィスデポ(ODP)は通期の利益見通しを下方修正したほか、ITサービス会社を10億ドルで買収する計画が嫌気され、大幅下落となった。

通信大手のTモバイルUS(TMUS)とスプリント(S)は、合併協議に関して交換比率をTモバイル株1株に対してスプリント株を7.5-8株とすることで合意したようだ。しかしながら、Tモバイルの一部株主はこの交換比率を不服としている模様。早ければ今月下旬に正式発表されるとの見方が広がっている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ19ドル高、利益確定の売りが上値抑える