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4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:不動産など出遅れセクターへの見直し強まる
■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の買い越しとの観測
■前場の注目材料:ノーベル化学賞
■不動産など出遅れセクターへの見直し強まる
4日の日本株市場は買い先行の展開となり、日経平均は連日で年初来高値を更新しよう。3日の米国市場は、米景気に楽観的な見方が広がり買い先行となり、9月新車販売台数が予想を上回ったことが好感され、連日で最高値を更新している。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20675円となった。円相場は1ドル112円80銭辺りでの推移に。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行となり、寄付き段階で年初来高値を更新しよう。その後は米雇用統計の前哨戦となるADP雇用報告を控えていることもあり、様子見姿勢が強まりやすいだろう。ただし、インデックスに絡んだ商いが中心であり、指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し上げていることから、薄商いの中で上昇しやすい地合いである。
また、不動産など出遅れセクターへの見直しも強まっており、リバランスとは言え需給状況は良好であろう。ただし、インデックス売買が中心であるため、中小型株へは資金が向かいづらく、中小型株については高安まちまちの展開になりそうだ。ビットコインやEV・次世代電池関連といったテーマ株の一角に商いが集中することになろう。
(情報配信部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き20万株の売り越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、
売り1110万株、買い1150万株、差し引き40万株の買い越しとの観測。
09月27日(水): 680万株の売り越し
09月28日(木): 380万株の買い越し
09月29日(金): 380万株の買い越し
10月 2日(月): 100万株の売り越し
10月 3日(火): 20万株の売り越し
■前場の注目材料
・イエレンFRB議長が講演
・グーグルがイベント開催
・ノーベル化学賞発表
・NYダウは上昇(22641.67、+84.07)
・シカゴ日経平均先物(20675、+75)
*三井住友<8316>AI導入、来年度、融資先決算書読み取り
*東京海上<8766>事業買収、米AIGから300億円、企業向け医療保険
*NTTドコモ<9437>IoT通信機器の消費電力、10分の1に低減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
なし
<海外>
なし
<TM>