2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円53銭まで下げた後に112円94銭まで上昇し、112円76銭で引けた。8月米建設支出が予想を上回ったことや9月米ISM製造業景況指数が13年ぶりの高水準を記録したことから、12月の追加利上げは正当化されるとの見方が広がりドル買いが強まった。ただ、カプラン米ダラス連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が年内の追加利上げに慎重な姿勢を見せたため、ドル上昇も限定的となった。

ユーロ・ドルは、1.1763ドルから1.1731ドルまで下落し、1.1732ドルで引けた。カタルーニャ独立問題がくすぶり域内の政局不安がユーロ売りに拍車をかけた。ユーロ・円は、132円56銭から132円19銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3257ドルまで下落後、1.3297ドルへ反発。英国の政局不安がポンド売り材料となった。ドル・スイスは、0.9686フランから0.9755フランへ上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル強含み、9月米ISM製造業景況指数は13年ぶりの高水準