日経平均の配当落ち分は約130円程とみられ、前日の終値から換算すると20200円辺りが基準となろう。足元でこう着感の強い相場展開が続いているが、これまでのもち合いレンジである20000-20200円を上回って推移していたこともあり、配当落ちとはいえ20200円処での踏ん張りをみせたいところであろう。TOPIXの落ち分は約12.4ptとなる。

また、米半導体のマイクロンテクノロジーが発表した6-8月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れ、時間外取引で上昇して推移している。また、米アップルなども値ごろ感から反発しており、ハイテク株の戻りが下支えとして期待されそうだ。もっとも、北朝鮮を巡る地政学リスクが警戒されるなか、積極的な上値追いは限られよう。物色も次第に内需・ディフェンシブ系にシフトしてくる可能性もある。それ故に、子育て支援や社会インフラといった政策関連に値幅取り狙いの資金が向かいやすい面もあろう。その他、個別で強気格付けや格上げが観測されているところでは、アニコムHD<8715>、日本CMK<6958>、IDEC<6652>、すかいらーく<3197>が注目される。



<SK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ハイテク株の戻りが下支えとして期待される