【小幅安となる】20250-20450円のレンジを想定=村瀬 智一

20日のNY市場はまちまち。NYダウが9営業日続伸となり、連日で最高値を更新した。注目されたFOMCでは、政策金利を据え置くとともに、バランスシートの縮小を10月から開始することを決めた。また、ハリケーンによる経済への影響は一時的との見方もあり、年内に追加利上げに踏み切ることを示唆した。ダウ平均は41.79ドル高の22412.59、ナスダックは5.28ポイント安の6456.04。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の20285円。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。その後は急ピッチの上昇に対するか過熱感が警戒されやすく、こう着感が強まりそうである。もっとも、昨日は前日の終値を挟んでのこう着となったが、ボリンジャーバンドでは+3σ水準まで上昇していたこともあり、過熱警戒感が高まる中での上昇は相当強いとの印象がある。

ソフトバンクGのインパクトが大きいとはいえ、結果的には連日で年初来高値を更新している。価格帯別出来高では商いが積み上がっている20000-20200円のレンジを終日上回って推移している。上値抵抗だった20000-20200円のレンジを支持線として固めるなか、次第に15年6月高値(20868円)突破を意識したトレンド形成が期待されてくる。この水準は2000年4月高値とのダブルトップ水準であり、20000円処を固めつつ、この抵抗を捉えられるかが今後注目されよう。20250-20450円のレンジを想定。



<DM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の日経平均はこうなる~20250-20450円のレンジを想定