シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開となり、日経平均は連日の年初来高値を更新してこよう。長期金利の上昇を背景に、金融セクターへの物色が意識されそうである。一方で、昨日日経平均をけん引していたソフトバンクG<9984>は出来高急増で買い疲れ感も意識されやすく、本日のところは指数インパクトは期待しづらいところであろう。そのため、高値更新後はこう着感の強い相場といったところか。

物色はインデックスに絡んだ商いから大型株に向かいやすいほか、イベントでは東京ゲームショウが開催されるなか、足元で調整が強まっていたゲーム株への見直しが期待されそうだ。その他、米EV大手テスラは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と共同で、自動運転車向けのAI用半導体を開発していると報じられている。自動運転や半導体関連の一角への物色も意識されやすい。個別では格上げが観測されているところでコンコルディア<7186>、配当発表で川重<7012>、AI搭載のEV試作車公開で三菱自工<7211>辺りに注目。一方で、iWatchに問題報道でアップルが-3%近い下落となるなか、アップル関連の一角に売り波及も。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:金融セクターやゲーム関連に注目