11時00分現在の日経平均株価は19821.04円(前日比13.60円高)で推移している。前日の米国市場では、8月消費者物価指数や週間新規失業保険申請件数など堅調な経済指標が確認され、年内の追加利上げ観測が高まったため、売りが先行した。ダウは最高値を更新したものの、北朝鮮のミサイル発射の兆候が浮上し、地政学リスクへの警戒感から上値の重い展開となった。朝方に北朝鮮によるミサイル発射が伝わったが、円相場は一時1ドル=109円台に上昇直後に110円台へとすぐに値を戻した。北朝鮮情勢への反応は限定的と確認されたことにより、本日の東京市場は売り先行後にプラスに転換した。その後は朝方よりもやや円安に振れたことにより、じりじりと上げ幅を広げる場面もみられたが、国内の3連休を前に積極的な売買は手控えられている。

値上り率上位では、大和証券が目標株価引き上げなどを受けたヤーマン<6630>のほか、オハラ<5218>やウィルグループ<6089>などが大幅上昇となった。一方で値下がり率上位には、ブラス<2424>、ダイニック<3551>、鎌倉新書<6184>などが並んだ。売買代金上位では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、東京エレクトロン<8035>、アステラス製薬<4503>、石川製作所<6208>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、日立<6501>、ダイキン工業<6367>が上昇。一方で、キーエンス<6861>、ソニー<6758>、KDDI<9433>、資生堂<4911>は下落。


(アナリスト 雲宮祥士)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分現在の日経平均株価は19821.04円で推移、連休を前に売買手控えムード