14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円04銭まで急伸後、110円07銭まで反落し110円24銭で引けた。米国の8月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、12月までの利上げ観測が再燃。ドル買いに拍車をかけた。その後、北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射する兆候を見せているとの報道を受けでドル買いは後退。さらに、ムニューシン米財務長官の発言で、米国のドル安政策傾斜への思惑が高まりドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1838ドルまで下落後、1.1922ドルまで反発し1.1918ドルで引けた。ユーロ・円は、131円76銭まで上昇後、131円16銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3306ドルから1.3406ドルまで上昇した。英国中央銀行は金融政策決定会合で金融緩和策を維持したが、声明で今後数カ月内に緩和策を縮小する必要性があると指摘したため、年内利上げを織り込むポンド買いが加速。ドル・スイスは、0.9705フランへ急伸後、0.9627フランへ反落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:英中銀による年内利上げの思惑でポンド急伸