こう着感の強い相場展開が続こう。7日の米国市場はまちまちの展開だった。米上院がハリケーンの被災者支援と政府予算の延長および連邦債務上限の短期引き上げを組み合わせた法案を可決したことが好感された一方で、北朝鮮の地政学リスクへの警戒感が重しとなった。北朝鮮が9日の建国記念日や10月10日の朝鮮労働党創建記念日に合わせ「大陸間弾道ミサイル(ICBM)を通常角度で発射する可能性がある」と伝えられるなか、引き続き積極的な売買は手控えられる。ただし、米上院で債務上限引き上げ法案が可決するなど、米政権運営に対する不透明感は和らいでいる。北朝鮮情勢が小康状態となるなか、買い戻しの動きが次第に強まる可能性はありそうだ。テーマとしては仮想通貨、次世代電池、放射能遮断関連など。個別で強気格付けや格上げが観測されているところでは、Nフィールド(6077)、ALSOK(2331)、メタウォーター(9551)、東京建物(8804)、デンソー(6902)に注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:買い戻しの動き強まるか、仮想通貨や次世代電池関連に注目