■反発、製造業関連指標の改善などが好感される

先週のポンド・円は反発。地政学リスク増大に対する警戒感は低下し、リスク回避の円買いは縮小したことが要因。1日発表された8月マークイット製造業PMIは市場予想を上回ったこともポンド買い材料となった。ポンド・円は一時140円近辺まで下落したが、1日の欧米市場で143円まで戻す場面があった。取引レンジ:140円02銭-143円01銭。

■もみ合いか、8月英サービス業PMIなどが手掛かり材料に

今週のポンド・円はもみあいか。英中銀金融政策委員会(MPC)を翌週に控えて8月サービス業PMIや7月鉱工業生産指数などの有力経済指標を見極める展開となりそうだ。早期利上げ期待は低下しているものの、今週発表される経済指標が市場予想を上回った場合、持続的な景気回復を見込んだポンド買いが入る可能性がある。

・5日:8月マークイットサービス業PMI(予想:53.5、7月53.8)
・8日:7月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、6月:+0.5%)
・8日:7月商品貿易収支(予想:-120億ポンド、6月:-127.22億ポンド)

予想レンジ:141円00銭−144円00銭




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情報提供元: FISCO
記事名:「 英ポンド週間見通し:もみ合いか、8月英サービス業PMIなどが手掛かり材料に