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ナスダック100先物 5875.00(+5.25) (19:35現在)
19:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは前日比50ドル高程度で推移。欧州市場は、全般買いが先行している。原油先物相場は小幅に上昇して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。
31日の米株式市場は上昇。北朝鮮情勢が重しとなるものの、8月ADP雇用統計や4-6月期GDP改定値が予想を上振れたことが好感された。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、米CNBCテレビのインタビューで「アップル株はこれまで売ったことがない」と述べ、長期投資に前向きと受け取れる姿勢を示した。この流れを受けてハイテク株物色への波及もみられた。
北朝鮮情勢や米政権運営などの不透明感は払拭されておらず、楽観視は出来ないものの、8月ADP雇用統計や4-6月期GDP改定値が予想を上振れたことからセンチメントは良好のようだ。そのため、本日予定されている経済指標への関心も集まろう。本日は個人所得(7月)、個人消費支出(7月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(7月)、新規失業保険申請件数(先週)、シカゴ購買部協会景気指数(8月)、中古住宅販売成約指数(7月)が予定されている。
ただし、個人消費支出(PCE)価格コア指数や中古住宅販売成約指数は前月を下回るとみられており、前日までの勢いはやや沈静化する可能性がありそうだ。NYダウは25日線の攻防をみせており、同線が抵抗線として機能するようだと、利益確定の流れに向かいやすい。一方でハイテク株物色が強まっており、ナスダックはシグナルが好転している。跛行色(はこうしょく)が強まる展開も意識しておきたい。
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