22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から買いが広がった。税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたほか、ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や不動産が下落した。

靴小売のDSW(DSW)は決算内容が好感され、大幅上昇。投資家心理の改善で、アプライド・マテリアルズ(AMAT)やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)など半導体関連企業が堅調推移。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)や携帯端末のアップル(AAPL)も買われた。一方で、住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算で売上高が予想を下回り、下落した。

クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、マーケット終了後に5-7月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れたものの、株価は下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ196ドル高、税制改革への期待が高まる