11時00分現在の日経平均株価は19391.06円(前週末比79.35円安)で推移している。前週末のNY市場では円相場が1ドル=108.60円台まで上昇する場面があったが、その後円高が一服したこともあり、本日の日経平均は自律反発狙いの買いが先行して39円高からスタートした。しかし、前週末の欧米株安が重しとなっているほか、本日から米韓合同軍事演習が開始されることから北朝鮮情勢への警戒感も改めて高まっており、日経平均は寄り付きを高値にマイナスへと転じた。足元では19400円を挟んだもみ合いとなっている。

個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、みずほ<8411>などが軟調。クボタ<6326>は2%超の下落。子会社ハウステンボスの決算が嫌気されたH.I.S.<9603>は5%近く下げている。また、前期決算が計画下振れとなったあいHD<3076>や、関電化<4047>、東製鉄<5423>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、トヨタ自<7203>、Vテク<7717>、NTT<9432>、JXTG<5020>などがしっかり。復配検討と報じられた日本郵船<9101>は2%超の上昇。中小型株ではペッパー<3053>の人気が続く。また、サノヤスHD<7022>がテロ対策、石川製<6208>が防衛、OKAYA<6926>がワイヤレス給電関連として買われ、東証1部上昇率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は4日続落、中小型テーマ株が上昇率上位に並ぶ