11時00分現在の日経平均株価は19511.22円(前日比191.41円安)で推移している。前日の米国市場では、トランプ大統領政権運営不安が広がったことに加え、バルセロナで発生したテロ事件により投資家心理が悪化し、終日弱い動きとなった。為替相場は1ドル109円台40銭台と前日比円高方向に振れて推移していることなどを受けて、本日の日経平均は売り先行でスタートした。その後は、じりじりと下げ幅を縮小する展開となっている。前日に発表された中国の電子商取引最大手であるアリババ集団の17年4-6月期決算が市場を上回る結果となったことを受けて、朝方はインデックスの売りが先行していたソフトバンクG<9984>はプラスに切り返しており、相場の下支え役となっている。

値下がり率上位では、ランド<8918>やYTL<1773>やオプトHD<2389>などが並んだ。一方の値上り率上位では、防衛費の拡大方向確認を受けた石川製作所<6208>のほか、キムラタン<8107>やダブルスコープ<6619>などが大幅な上昇となった。

売買代金上位では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、みずほ<8411>、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、第一生命HD<8750>、三菱電機<6503>、キヤノン<7751>、SUMCO<3436>などが下落。一方で、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、ブイ・テクノロジー<7717>、日本郵船<9101>は上昇している。

(アナリスト 雲宮祥士)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分現在の日経平均株価は19511.22円で推移、ソフトバンクGが相場の下支え役に