7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円50銭から114円18銭へ上昇し113円91銭で引けた。米国の6月雇用統計で賃金の伸びが予想に満たずいったんドル売りが優勢となったが、非農業部門雇用者数の伸びが20万人を上回るポジティブサプライズとなったため、米債利回りが上昇。日米金利差の拡大観測にドル買い・円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1440ドルへ急伸後、1.1380ドルへ反落し1.1401ドルで引けた。ユーロ・円は、129円53銭から130円13銭へ上昇。日欧金利差の拡大観測にユーロ買い・円売りが継続した。ポンド・ドルは、1.2919ドルから1.2867ドルへ下落。低調な英国の経済指標を受けて早期の利上げ観測を受けたポンド買いが後退した。ドル・スイスは、0.9607フランへ下落後、0.9654フランへ上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米6月雇用統計、賃金低迷も雇用の伸びはポジティブサプライズ