11時00分現在の日経平均株価は20070.97円(前週末比37.54円高)で推移している。前週末30日の米国市場では金融株やハイテク株が買われ、NYダウは62ドル高となった。また、良好な米経済指標を受けて米債券利回りの上昇とともに円相場は弱含み、本日の日経平均は22円高からスタートした。寄り付き後は一時20086.59円(同53.16円高)まで上昇する場面もあったが、東京都議会選挙の結果を受けて政権運営の先行き不透明感が意識されており、上値の重い展開となっている。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、JT<2914>、SUBARU<7270>などが堅調。主力大型株の手控えムードからenish<3667>や芦森工<3526>などの中小型株に買いが向かっている。また、土木管理試験所<6171>やジンズメイト<7448>が連日のストップ高となり、東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などがさえない。東芝<6502>や第一三共<4568>は2%超の下落。第一三共は疼痛薬の試験結果がマイナス視されているようだ。また、ユニゾHD<3258>、大光<3160>のほか、決算発表したスギHD<7649>やアダストリア<2685>などが東証1部下落率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は反発、enishや芦森工などに買い