【小幅安となる】19950-20150円のレンジを想定=村瀬 智一

30日のNY市場はまちまち。長期金利の上昇で金融株が選好されたほか、昨日に売りが目立ったハイテク株にも買い戻しが広がったものの、引けにかけて上げ幅を縮小した。ダウ平均は62.60ドル高の21349.63、ナスダックは3.93ポイント安の6140.42。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20065円。

シカゴ先物にさや寄せする格好からのスタートが意識されるものの、都議選の結果が重石になりそうである。そのため、25日線を挟んでのこう着感の強い相場展開になりそうだ。ボリンジャーバンドでは、これまでの+1σと+2σとのレンジから、一気に中心値(25日)までの下げに。支持線意識からこれまで同様、同水準からの反転が意識されやすい。

移動平均線からの乖離率を利用したエンベロープでは、5月半ば以降は中心値(25日)と乖離率1(2.5)とのレンジで推移していたが、足元で乖離率1に跳ね返されており、中心値を試す流れであったため、想定内の調整といったところ。週間形状では13週、26週線から上放れてきている。週足のボリンジャーバンドでも+1σと+2σでのレンジ推移であり、中期トレンドは変わらず。19950-20150円のレンジを想定。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の日経平均はこうなる~19950-20150円のレンジを想定