11時00分現在の日経平均株価は20018.35円(前日比201.95円安)で推移している。29日の米国市場ではハイテク株を中心に売られ、NYダウは167ドル安となった。為替市場でも株安を嫌気して円相場が対ドルで強含み、本日の日経平均はこうした流れを受けて194円安でスタートした。寄り付き後は節目の2万円を割り込み、一時19946.51円(同273.79円安)まで下落した。しかし、2万円を下回る場面では押し目買いも入っているようで、その後はやや下げ渋る展開となっている。

個別では、任天堂<7974>が3%安で推移しているほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などがさえない。一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたスクエニHD<9684>は4%超の下落。また、グリー<3632>、ベリサーブ<3724>、ニチコン<6996>などが東証1部下落率上位となっている。一方、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が小高い。住友化<4005>は有機ELパネルの製造コスト低減につながる技術の実用化が報じられ2%超の上昇。決算発表したクスリのアオキ<3549>は商いを伴って急伸している。また、土木管理試験所<6171>やジンズメイト<7448>がストップ高水準まで上昇し、東証1部上昇率上位に並んでいる。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は大幅反落、スクエニHDやグリーなどのゲーム株に売り