11時00分現在の日経平均株価は20151.73円(前週末比19.06円高)で推移している。23日の米国市場では原油価格が続伸したことが好感されたものの、長期金利の低下などによりNYダウは2ドル安と小幅に下げた。円相場は引き続き1ドル=111円台前半で推移しており、週明けの日経平均は手掛かり材料に乏しいなか前週末終値とほぼ同水準でスタートした。本日は6月末の権利付き最終売買日となるため、権利取りの動きから一時20196.38円(同63.71円)まで上昇する場面があったが、買いは続かず伸び悩んでいる。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>やソニー<6758>、SUBARU<7270>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小幅に上昇している。新作ゲームの事前登録を開始したKLab<3656>は商いを伴って急伸。また、芦森工<3526>、ジンズメイト<7448>、Fスターズ<3687>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、東証2部への市場変更が決定した東芝<6502>が5%近く下げており、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、Vテク<7717>、みずほ<8411>もさえない。また、決算を発表したサツドラホールディン<3544>や東芝、大光<3160>などが東証1部下落率上位となっている。なお、民事再生法適用を申請したタカタ<7312>は終日売買停止となった。

(株式アナリスト 小林大純)


<HK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は小幅続伸、KLabや芦森工が活況