引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。米株市場の流れを受けて利食い優勢の展開になろうが、日経平均は2万円固めから底堅さが意識されやすいとみられる。ハイテク株が底堅い値動きをみせてくるようだと、こう着ながらもセンチメントを明るくさせよう。米国では23日にFTSEラッセルが年次指数調整を行うため、成長株への大型ハイテク銘柄のウエート変更への思惑が市場を左右するとみられている。ラッセルの指数見直し日は、出来高が最も膨らむ傾向にあり、リバランスを控えて、アップルへの見直しが強まる可能性があり、これが他のハイテク株への物色に向かわせる可能性がありそうだ。

また、任天堂のスイッチの好調、アップルの新型iPhoneの発売を控え、電子部品の生産能力が業界でひっ迫していると伝えられていることもあり、ハイテク株へ関心が集まりやすいだろう。その他、強気格付けや格上げが観測されているところで、アサヒインテック<7747>、塩野義<4507>、クレハ<4023>、バルニバービ<3418>、アルプス<6770>に注目。また、テーマ株としては、物流やサイバーセキュリティに関心が集まろう。



<HT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:こう着感の強い相場展開に、電子部品の生産能力ひっ迫、ハイテク株へ関心