21日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株の弱含みを背景にややリスク回避的な動きとなった。
ドル・円は、日経平均株価は前日終値を下回って推移したことで、リスク回避的なドル売り・円買いに振れやすい地合いとなった。ただ、日経平均が20000円の大台を維持したことで、ドルの下げは限定的となった。

ランチタイムの日経平均先物が下げ幅をやや拡大しており、日経平均株価の目先の一段安を警戒した動きが広がりやすい。ドルは111円付近では押し目買いも観測されるが、日経平均が20000円台を維持できるか、注目される。

ここまでのドル・円の取引レンジは111円24銭から111円49銭、ユーロ・円は123円88銭から124円14銭、ユーロ・ドルは1.1131ドルから1.1137ドルで推移した。


【要人発言】

・日銀議事要旨(4月26-27日開催分)

「2%の物価安定目標に向けたモメンタムは維持されているが、なお力強さに欠け、引き続き注意深く点検していく必要があるとの見方で一致」

「2%の物価安定目標の実現までなお距離があることを踏まえると、現在の金融市場調節方針のもとで、強力な金融緩和を推進していくことが適切」(多くの委員)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株にらみの展開