19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円91銭から111円60銭まで上昇し、111円50銭で引けた。ダドリーNY連銀総裁の金融政策に関する発言を受けて、年内追加利上げ観測が強まりドル買いに拍車をかけた。また、株高を意識したリスク選好の円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1200ドルから1.1143ドルまで下落し、1.1145ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、124円18銭から124円49銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2798ドルから1.2724ドルへ下落した。国内におけるテロ事件多発が嫌気された。ドル・スイスは、0.9705フランから0.9759フランへ上昇した。ユーロ安・米ドル高の相場展開を意識してスイスフラン売りのフローが増えた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:NY連銀総裁のタカ派的な発言でドル強含み