ドル・円は一時110円26銭まで上昇したが、足元はドル買い一服気味となり、伸び悩んでいる。欧州株が全般的に上昇し、米国10年債利回りが2.19%台に低下しているが、円売りがやや優勢のようである。

 英国の5月雇用統計で、2-4月週平均賃金が低下したことを受けて、ポンド売りになっており、ポンド・ドルは1.2782ドルから1.2726ドルまで下落している。一方、ユーロ圏の4月鉱工業生産の上昇、3月分のプラス修正を受けて、ユーロは底堅い推移になっている。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円17銭から110円26銭。ユーロ・円は123円47銭から123円60銭、ユーロ・ドルは1.1205ドルから1.1216ドルで推移。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は110円台で推移、欧州株は全面高