米株安の流れを受けてこう着感の強い相場展開になろうが、押し目買い意欲は強そうだ。米国についても、これまで相場をけん引してきたハイテク株への利益拡大であり、全面安といった流れではない。原油相場の上昇を手掛かりに、資源関連等への物色がみられている。連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられそうだが、リバランス的に割安銘柄への物色や内需ディフェンシブ系への物色が意識されよう。

また、米ハイテク株下落の影響は警戒されやすいが、そもそも相対的に出遅れていることもあり、売り一巡後の押し目拾いのスタンスになろう。また、活発な売買が続く中小型株にも、心理的に利食いに向かわせる可能性があるだろうが、需給状況は良好であり、こちらも切り返しは早そうだ。

その他、個別では強気格付け等が観測されているANA<9202>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、ユナイテッドスーパー<3222>、ヤオコー<8279>、富士通フロン<6945>、日立建機<6305>、信越化学<4063>、TDK<6762>、スクエニHD<9684>が注目される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:こう着感の強い展開に、リバランス的に資金は割安銘柄や内需ディフェンシブ系へ