5日の米国市場では、地政学リスクへの警戒のほか、8日にFBI前長官の議会証言、英国総選挙、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、内容を見極めたいとの思惑から利食い優勢の展開。日本株市場についても、こう着感の強い相場展開になりそうだ。米国ではアルファベットの株価が初めて1000ドルを突破したほか、サーバー市場への参入を発表したAMDやエヌビディアが3%超の上昇となるなど半導体株が堅調である。アップルの世界開発者会議(WWDC)の開幕等も材料視されやすいだろう。

昨日はソフトバンクG<9984>が指数を下支えした格好だが、AMDやエヌビディア同様、英アームもサーバー市場への参入を発表するなか、引き続き注目されやすいだろう。また、日経平均がこう着のなか、新興市場の中小型株の一角に値幅取り狙いの資金が集中しよう。その他、証券各社による強気格付け等が観測されているところでは、日本カーボン<5302>、住友精密<6355>、パナソニック<6752>、太陽誘電<6976>、OLC<4661>、郵船<9101>、商船三井<9104>、カルビー<2229>、住友商<8053>などに注目。



<HT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:こう着感の強い相場展開に、英国総選挙やECB理事会を控え、パナソニックなどに注目