5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭から110円37銭まで下落し、110円45銭で引けた。米国の1-3月期非農業部門労働生産性改定値の上方修正を受けて、ドル買いが先行した。ただし、その後発表された5月ISM非製造業景況指数(総合)は市場予想を下回った。また、4月製造業受注の減少や4月耐久財受注改定値が下方修正されたことを受けてリスク回避的なドル売りがやや優勢となり、ドルは伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは1.1234ドルから1.1264ドルまでじり高になり、1.1254ドルで引けた。ユーロ・円は124円47銭から124円20銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2894ドルから1.2941ドルまで上昇した。英保守党の支持率リードを好感したポンド買いが継続した。ドル・スイスフランは0.9643フランから0.9664フランで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:一部米経済指標の悪化を嫌ってドル売り優勢