5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭から110円37銭まで下落し、110円45銭で引けた。米国の1-3月期非農業部門労働生産性改定値の上方修正を受けてドル買いが先行。その後、5月ISM非製造業景況指数(総合)の下振れ、4月製造業受注の減少、4月耐久財受注改定値の下方修正を受けてドル売りになった。

 ユーロ・ドルは1.1234ドルから1.1264ドルまでじり高になり、ユーロ・円は124円47銭から124円20銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.2894ドルから1.2941ドルまで上昇。英保守党の支持率リードを好感したポンド買いが継続した。ドル・スイスフランは0.9643フランから0.9664フランで推移した。

[経済指標]
・米・5月ISM非製造業景況指数(総合):56.9(予想:57.1、4月:57.5)
・米・4月製造業受注:前月比-0.2%(予想:-0.2%、3月:+1.0%←+0.2%)
・米・4月耐久財受注改定値:前月比-0.8%(前月比予想:-0.6%、速報値:-0.7%)
・米・5月サービス業PMI改定値:53.6(予想:54.0、速報値:54.0)
・米・5月総合PMI改定値:53.6(速報値:53.9)
・米・1-3月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率0.0%(予想:-0.1%、速報値:-0.6%)
・米・1-3月期単位労働コスト改定値:前期比年率+2.2%(予想:+2.4%、速報値:+3.0%)



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:6月5日のNY為替概況