引き続きこう着感の強い相場展開になろう。米国市場の下落要因については、予想の範囲内であり、改めて売り直される展開にはならないだろう。昨日の日経平均は25日線での攻防から下ひげを残す格好となった。いったんは自律反発が意識されるタイミングとはなるが、引き続き25日線処での攻防といったところだろう。

そのため物色の流れは中小型株での値幅取りが中心になりやすい。業績を手掛かりとしたほか、テーマ物色が続きそうである。仮想通貨関連のほか、米エヌビディアが2%超の上昇をみせており、半導体関連やAI関連などへの波及が意識されそうだ。また、国土交通省がトラック運送の事業環境の改善に乗り出すと報じられるなか、物流関連、宅配ロッカーなどへのテーマ物色が意識されそうだ。個別では格上げや強気格付けが観測されている三井金<5706>、DOWA<5714>、eBASE<3835>、IHI<7013>などが注目される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:仮想通貨や米エヌビディア、半導体やAI関連へ