以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年5月29日23時に執筆

29日、金融庁が個人投資家との意見交換会を開いたので参加してきました。最近、金融庁は業界よりから個人投資家保護へ重心をうつしています。意見交換会もその一環で、個人投資家の率直な声を聞き取りたいことが狙いと推察しています。

参加者はネットで応募したのですが、40人の定員がわずか2、3時間でうまる盛況ぶり。評論家の山崎元さんや、日経新聞の田村正之編集委員といった専門家もいましたが、大半は主婦やサラリーマンなど普通の人たち。山口県から来た大学生は、投資に関心があるけどまだ始めていないということで、個人投資家といっても初心者も結構いた印象です。

前半30分で積立NISAと金融教育の説明を金融庁の担当者が行い、後半の1時間は質疑応答の時間でした。積立NISAに関しては、なんで対象ファンドが絞られたのかや、既存のNISAとの違いといった基本的なことをわかりやすく説明していただきました。また、金融教育に関しては、金融庁で投資教育のためのサイト立ち上げを検討しているそうで、制作にあたって参考にしたいとの意図もあったそうです。

質疑応答で、僕は「ジュニアNISAを利用しているが、親子で投資について学べる機会を金融庁で作ってほしい」と要望しました。実は金融庁、内閣府、文部科学省、日銀などが集まって「金融教育プログラム」というのを策定しています。学校現場でどうやって金融教育をするのか、事細かにかいており、これを実施していれば十分な内容です。しかし、現実には多くの学校でこれがいかされていません。それだったら、金融庁が音頭をとって金融リテラシーの教育を行ってほしいものです。

このほか、個人型確定供出年金(iDeCo)とNISAの使い分けなど、実践的な質問が相次ぎました。省庁間にまたがることや、非常にマニアックな質問もでてきて、答える方も大変だったと思います。

終了後は懇親会が開かれ、ざっくばらんな意見交換ができました。既存金融機関のやり方への批判や、マスコミ報道への不満も聞こえてきて、個人ブログのほうが金融機関のサイトやマスコミよりも信頼できるといった意見も出ていました。僕自身もその通りだと思います。金融庁もそれがわかってるから、マスコミを中抜きして、直接個人と話したのでしょうね。

金融庁によると、6月末にも意見交換会は開くそうです。金融庁の中の人と率直に話せる機会はなかなかないと思います。関心のある方は応募してみてはいかがでしょうか。

投資は自己責任です。インデックス投資に関心がある方は夢見る父さんのブログをご覧ください。


執筆者名:夢見る父さん
ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記



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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:金融庁が個人投資家と意見交換会