25日のドル・円相場は、東京市場では111円49銭から111円89銭で推移。欧米市場ではドル・円は111円95銭まで買われたが、111円65銭まで反落し、111円84銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は主に111円台後半で推移か。米国株は続伸したが、原油先物(WTI)の大幅続落を意識してリスク選好的なドル買いはやや抑制される可能性がある。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどのOPEC非加盟国は25日、2018年3月までの減産延長に合意したが、減産に加わる非加盟国はないことや2018年3月以降における減産継続については未定となったことから、原油先物相場は大幅安となった。市場関係者の間では9カ月間の減産延長はすでに織り込まれており、今回の合意によって原油先物相場が上昇に転じることは期待できないとの見方が多かった。

なお、市場関係者の間では2018年3月以降における協調減産については、年内に半年程度の期限延長について協議されるのではないか?との見方が出ているようだ。原油価格が安定的に推移すれば、より長い期間の減産への期待が高まるとみられている。外為市場では原油価格の当面の動向が手掛かり材料となり、原油価格が安定すれば資源通貨やドルに対する円売りが増える可能性があるとみられている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:原油先物の大幅続落を意識してリスク選好の円売り抑制へ