23日午前の東京外為市場では、ドル・円は値を戻す展開。日経平均株価が下げ幅を縮小し、リスク回避の円買いは弱まっているもよう。引き続き米政治情勢の不透明感が意識されやすいが、前日海外市場の下げを取り戻す展開。ドル・円は朝方の売りで110円86銭まで下げたものの、その後日経平均株価の下げ渋りでドルは111円台に戻した。


日経平均が前引けにかけて下げ幅を縮小し、前日終値付近に接近。また、ランチタイムの日経平均先物は切り返しつつあり、目先の日本株反転を期待したドル買い・円売りの流れとなっているようだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは110円86銭から111円35銭、ユーロ・円は124円61銭から125円11銭、ユーロ・ドルは1.11237ドルから1.1246ドルで推移した。


【要人発言】
・ブレイナード米FRB理事
「労働市場のたるみが縮小」
「コアインフレでは大きな進展はみられない」

・エバンズ米シカゴ連銀総裁
「信頼できるインフレ目標が堅固な経済に重要な要素」
「金利が実効的に勝元を十分下回るようにするのが重要」
「インフレ目標の達成は安定を促進」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は値を戻す展開、日本株は下げ幅を縮小