【大幅安となる】19300-19700円のレンジを想定=村瀬 智一

17日のNY市場は大幅に下落。トランプ大統領がロシア外相に機密情報を漏洩したとの疑惑や、ロシア高官との接触が疑われたフリン前大統領補佐官に関する捜査終了をFBIに求めたことなどを巡り、弾劾される可能性が浮上し売りが先行。減税法案など重要法案の成立に懐疑的な見方が広がり、終日軟調推移となった。ダウ平均は372.82ドル安の20606.93、ナスダックは158.63ポイント安の6011.24。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円安の19455円。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・ダウンからのスタートとなる。足元で2万円を目前にこう着が続いていたが、マドを空けての下げにより、上にアイランド・リバーサル形状を残す可能性が高い。これがシコリとなり、戻り待ちの売り圧力が強まりそうである。また、年初からのもち合いレンジの上限を下回り、レンジ下限レベルでの攻防となる可能性もあることから、一気に需給状況が悪化する。パラボリックは陰転シグナルが発生する。まずは、5/8に空けたマド下限である19460円辺りで踏ん張りをみせておきたいところであろう。マド埋めで底堅さが意識されてくるようだと、仕切り直しのタイミングとなる。19300-19700円のレンジを想定。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の日経平均はこうなる~19300-19700円のレンジを想定