16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭から112円93銭まで下落し、113円12銭で引けた。4月の米住宅着工件数が予想を下回ったほか、トランプ米大統領がロシアに機密情報を漏えいしたとの疑惑が強まり、経済政策への期待は後退し、ドルの上値は重くなった。

ユーロ・ドルは、1.1052ドルから1.1097ドルまで上昇し、1.1080ドルで引けた。良好なユーロ圏の経済指標を受けて、ECBが従来予想されていたよりも早く緩和策の解除を開始するとの見方が広がり、ユーロ買いに一段と拍車がかかった。ユーロ・円は125円80銭から125円14銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2875ドルから1.2930ドルへ上昇した。英国のインフレ率が2013年来の高水準に達し、ポンド買いに拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9910フランから0.9848フランへ下落した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル弱含み、トランプ政権の不確実性に対する懸念強まる