16日の日経平均は反発。49.97円高の19919.82円(出来高概算21億7000万株)で取引を終えた。日経225先物は朝方に節目の2万円を回復、日経平均も一時19998.49円と、2万円にあと一歩に迫った。しかし、同水準での利益確定の動きが優勢となり、その後は19900円を挟んでのこう着が続いた。

決算発表を通過したメガバンク3行がそろって冴えない値動きをみせていることが手掛けづらくさせている。結局、三井住友<8316>は75日線に上値を抑えられての推移が続いており、同線突破までは短期筋の資金も向かいづらい。三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>は支持線として期待されていた75日線を支持線に変えられず。まずは、メガバンクの反転を見極めたいところであろう。

とはいえ、高値圏でのこう着が続く中、押し目買い意欲の強さが窺える。メガバンクの上昇のときが、シグナル好転による2万円突破からの再動意へのきっかけになりそうである。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 メガバンクの上昇が2万円突破のシグナルか【クロージング】