11時05分現在の日経平均株価は19876.78円(前日比18.92円安)で推移している。8日の米国市場ではフランス大統領選挙の結果を受けた反応は限定的で、NYダウは5ドル高と上値の重い展開だった。一方、為替市場では1ドル=113円台前半まで円安が進み、本日の日経平均は19円高からスタートした。日経平均は2万円の大台回復が視野に入ってきているものの、直近3日で700円近く上昇したことから短期的な過熱感もあり、寄り付き後は小幅安水準でのもみ合いが続いている。

個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<48035>、三井住友<8316>などがさえない。コマツ<6301>やSUBARU<7270>は2%超の下落。Uアローズ<7606>、マルハニチロ<1333>は決算を受けて売られている。また、enish<3667>、GセブンHD<7508>、パイロット<7846>などが東証1部下落率上位となっている。一方、ソニー<6758>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、花王<4452>などがしっかり。期限内に決算短信を発表する方向で調整と報じられた東芝<6502>は5%近く上昇しており、東京電力HD<9501>も上げが目立つ。また、サニックス<4651>、アイエスビー<9702>、レック<7874>などが東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時05分時点の日経平均は4日ぶり小幅反落、東芝や東京電力HDの上げ目立つ