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日午前の東京外為市場では、ドル・円は伸び悩み。フランス大統領選・決戦投票で市場の期待通りマクロン前経済相が選出されたが、すでに織り込み済みで上昇は限定的となった。
ドル・円は早朝の取引で一時113円13銭まで上昇したものの、その後は112円台後半で上げ渋った。7日に行われたフランス大統領選は欧州連合(EU)離脱を掲げていた国民戦線のルペン党首が破れ、欧州政治への警戒は大きく後退。
ただ、マクロン氏の勝利を織り込んでいたため、リスク選好のドル買い・円売りはすでに一巡した可能性があろう。
ランチタイムの日経平均先物は強含んでおり、目先も日本株高継続を見込んだリスク選好のドル買い・円売りの流れとなりそうだ。ただ、材料出尽くしにより一段のドル買いには動きづらく、上昇は限定的となりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは112円60銭から113円13銭、ユーロ・円は123円40銭から124円60銭で推移(午前6時以降の高値は124円52銭)、ユーロ・ドルは1.0957ドルから1.1022ドルで推移した。
【要人発言】
・サウジ石油相
「OPEC減産は2017年下期以降も延長する可能性」
・安倍首相
「北朝鮮に対して中国がどのように対応するかが極めて重要」
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