4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円05銭まで上昇後、112円32銭まで反落し、112円46銭で引けた。米国3月の貿易赤字の縮小、1-3月期単位労働コスト速報値の予想以上の伸び、良好な米雇用関連指標を好感したドル買いが観測された。その後、原油価格の急落を嫌ってリスク回避のドル売り・円買いが加速したが、米下院でオバマケア代替法案が可決されたことから、リスク回避的なドル売りは一服した。

ユーロ・ドルは、1.0919ドルから1.0987ドルまで上昇し、1.0984ドルで引けた。フランス大統領選挙への警戒感が後退し、ユーロの買戻しが加速。ユーロ・円は、123円25銭から123円65銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2880ドルから1.2932ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9930フランから0.9863フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:仏大統領選への懸念後退でユーロ買い強まる