S&P500先物 2385.50(-1.50) (20:25現在)
ナスダック100先物 5634.00(+2.25) (20:25現在)

20:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは10ドル安程度で推移。休場明けの欧州は小幅ではあるが、全般堅調に推移している。原油相場は小幅ながら上昇して推移している。

1日の米株式市場はまちまち。米議会の与野党幹部が9月末までの会計予算案で合意し、政府機関閉鎖への懸念後退から買いが先行。ハイテク株を中心に買いが広がったものの、原油安に加えてインフレ指標の一つであるPCEコア指数が前月から減少し、4月ISM製造業景況指数が予想を下振れたことが重しとなった。

連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいと思惑から手控えムードが強まりやすいだろう。また、前日の時間外では半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が1-3月期決算を発表、一株損失は予想に一致したものの、売上高は下振れたことから、時間外取引で下落して推移していた。足元でハイテク企業の好決算からナスダックが最高値を更新していたこともあり、利益確定の流れに向かわせる可能性がありそうだ。

一方で、 メルク、ファイザー、マスターカード、コーチ、ギリアド、アップルの決算が予定されている。とりわけ市場期待の大きいアップルの市場反応が注目される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:FOMC見極めの思惑から手控えムードも