24日の米国市場はNYダウが200ドルを超す大幅上昇となったが、これについては織り込み済み。欧州の政治リスクは後退したが、一方で北朝鮮人民軍創軍85周年があり、再び軍事的な挑発に踏み切る可能性が警戒されている。地政学リスクについては数日間は見極めが必要とみられるが、まずはきょうが無事に通過してくれば、リスクが和らぐ流れにつながろう。物色は決算発表が本格化するなかで、業績を手掛かりとした個別対応に。足元では中小型株の利益確定が目立っており、資金の逃げ足は速そうだ。テーマ株では防衛関連のほか、ヤマトHD<9064>の値上げ報道により、物流関連や宅配ロッカーなどの関連銘柄に関心が向かいそうだ。その他、格上げや強気カバレッジが観測されているところで、イリソ電子<6908>、OSG<6136>、グリー<3632>、グリーンズ<6547>、マクロミル<3978>が注目される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:中小型株の利益確定が目立つ、格上げ観測銘柄ではイリソ電子などに注目