20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円98銭から109円49銭まで上昇。日本銀行の黒田総裁はインタビューで、「物価目標達成がかなり先で出口戦略を協議するのは時期尚早」との見方を示したことから、ドル買い・円売りが優勢となった。また、トランプ米政権による経済政策への期待が再び高まったこともドル買いを促した。ムニューシン米財務長官はワシントンのイベントで、「米国経済で成長を生むことが最優先課題」と主張し、徹底した税制改革案成立に向けて前進していることを明らかにした。

ユーロ・ドルは、1.0777ドルから1.0715ドルまで下落し、1.0720ドルで引けた。フランスでの銃撃事件、欧米金利差の拡大でユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、117円82銭まで上昇後、117円10銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2789ドルから1.2847ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9942フランから0.9988フランまで買われた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:日銀の金融緩和策長期化を意識したドル買い