11時00分現在の日経平均株価は18402.19円(前日比16.40円安)で推移している。18日の米国市場では、主要企業の軟調な決算や英国のメイ首相が解散総選挙の実施を表明したことを受け、NYダウは113ドル安となった。また、米債券利回り低下とともに1ドル=108円台前半から半ばまで円高が進み、本日の日経平均は91円安でスタートした。寄り付き後は医薬品など内需・ディフェンシブ関連株に買いが入り、日経平均は一時プラスに切り返したが、買いが一巡すると前日終値を挟んだもみ合いとなっている。

個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>などが軟調で、みずほ<8411>は小安い。DOWA<5714>などの非鉄金属株や日本郵船<9101>などの海運株が下げ目立つ。また、前期業績の下方修正を発表したヤマトHD<9064>は4%近く下落しており、ツガミ<6101>やローツェ<6323>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、任天堂<7974>やソニー<6758>が堅調で、ソフトバンクG<9984>や三井住友<8316>は小幅に上昇。武田薬<4502>は2%超、三菱電<6503>、富士通<6702>、ヤフー<4689>は3%超上昇している。また、ゲーム株として足元人気のenish<3667>が大幅続伸しており、イソライト工業<5358>やスミダ<6817>などとともに東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は3日ぶり小幅反落、大幅続伸のenishが上昇率トップ