17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、一時108円31銭まで売られたが、109円05銭まで上昇し、108円90銭で引けた。予想を下回った4月の米NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数を嫌ったドル売りが優勢となった。しかしながら、ムニューシン米財務長官は英フィナンシャルタイムズ(FT)紙とのインタビューで、「ドル高は長期にわたり良いこと」との見解を繰り返したため、米国政府がドル高是正に動くとの警戒感は後退し、ドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.0670ドルまで上昇後、1.0635ドルへ反落し、1.0644ドルで引けた。ユーロ・円は、115円40銭から116円03銭まで上昇。リスク回避の円買いが後退した。ポンド・ドルは、1.2546ドルから1.2596ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0010フランへ下落後、1.0053フランへ上昇。安全通貨としてのフラン買いは後退した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル反発、米財務長官が長期的なドル高容認