10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円41銭から110円81銭まで下落して、111円00銭前後で引けた。米国の3月労働市場情勢指数が予想を下回ったことや対露制裁の拡大報道などで地政学的リスクの上昇を受けた債券買いで、利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0573ドルから1.0607ドルまで上昇し1.0585ドルで引けた。欧米金利差の縮小でユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、117円95銭から117円51銭まで下落した。リスク回避の円買いが再燃。

ポンド・ドルは、1.2391ドルから1.2429ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、1.0104フランから1.0075フランへ下落した。安全通貨としてのフラン買いが優勢となった。[経済指標]・米・3月労働市場情勢指数:0.4(予想0.8、2月:1.5←1.3)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 4月10 日のNY為替概況