7日午前の東京外為市場では、ドル・円は反落。日本株安の継続が警戒され、戻りは鈍い展開となった。ドル・円は朝方の国内勢による買いで111円00銭まで上昇したが、その後米国がシリアに対しミサイル攻撃したとの報道を受け急落。リスク回避の円買いが強まり、一時110円17銭まで下落した。

シリア攻撃をきっかけに、米10年債利回りが2.3%を割り込んだこともドルの押し下げ要因。リスク回避的な動きは弱まっておらず、ランチタイムの日経平均先物は弱含み、目先の日本株安継続を警戒した円買い基調に振れているようだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは110円14銭から111円00銭、ユーロ・円は117円32銭から118円17銭、ユーロ・ドルは1.0638ドルから1.0652ドルで推移した。


【経済指標】
・2月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.4%(予想:+0.5%、1月:+0.3%)



【要人発言】
・シリア外相
「テロリストに対しても化学兵器の使用は1度もない」

・トランプ米大統領
「テロ被害を終わらせるため各国に米国への同調を要請」
「化学兵器による攻撃拠点となったシリアの飛行場への限定的な軍事攻撃を命じた」
「アサド政権は神経ガスを使って多数を殺害」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、日本株安継続に警戒