S&P500先物 2358.50(-6.00) (20:30現在)
ナスダック100先物 5428.50(-9.00) (20:30現在)

20:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは40ドル安程度で推移。欧州は全般売りが先行している。また、原油先物相場は、小幅に下落して推移している。

30日の米株式市場は上昇。堅調な10-12月期GDP確定値や、週間新規失業保険申請件数が前回より減少したことが好感され、米景気への楽観的な見方が優勢となり買いが先行。トランプ政権に対する先行き不透明感が上値を抑えたが、原油相場の上昇も好感され、終日堅調推移となった。

グローベックスの米株先物は小安く推移しており、欧州も全般軟調ななか、売りが先行することになりそうである。もっとも、米国ではトランプ政権に対する警戒が重しになるものの、このところは米経済の力強さに対する楽観が勝っている面がある。本日は個人所得(2月)、個人消費支出(2月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(2月)、シカゴ購買部協会景気指数(3月)、ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(3月)が予定されている。

堅調な内容が確認されるようだと、来週の雇用統計等への期待にもつながるなか、利上げ回数への思惑から自律反発の流れに向かわせる可能性はありそうだ。NYダウは足元でリバウンドをみせてきており、上値抵抗の25日線に接近してきている。この抵抗線については、週内にクリアしておきたいところである。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:欧州株、先物が軟調で売り先行か