11時00分現在の日経平均株価は19234.94円(前日比149.63円高)で推移している。23日の米国市場では、医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案成立を巡る投票結果を見極めたいとの思惑から、NYダウは4ドル安と小動きだった。ただ、採決延期が発表されたことで円相場は1ドル=110円台まで上昇する場面があり、本日の日経平均はこうした流れを受けて18円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともに上げ幅を広げる展開となり、一時19296.25円(同210.74円高)まで上昇した。

個別では、東芝<6502>が8%高と大幅続伸している。投資ファンドによる大量保有報告書提出などが材料視されているようだ。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、ファナック<6954>も堅調で、ソフトバンクG<9984>は小幅高。また、調合時に飛散した抗がん剤を無害にする作業台を発売すると報じられたエアーテック<6291>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率トップとなっている。一方、任天堂<7974>、ホンダ<7267>、コマツ<6301>、村田製<6981>、日本電産<6594>などがさえない。JR九州<9142>は2%超の下落。また、KLab<3656>、ユーシン精機<6482>、パンチ<6165>などが東証1部下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は続伸、エアーテックや東芝が上昇率上位にランクイン