23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円63銭まで下落後、111円31銭まで上昇し110円94銭で引けた。共和党ヘルスケア法案の可決が困難との警戒感が広がり円買い・ドル売りが加速した。その後、予想を上回った2月米新築住宅販売件数や3月カンザスシティー連銀製造業活動指数を受けてドル売りは一時後退したが、23日予定されていた共和党ヘルスケア法案の採決延期が発表されたことでドルは再び111円を下回った。

ユーロ・ドルは、1.0794ドルへ上昇後、1.0774ドルへじり安に推移し1.0785ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みの売りが目立った。ユーロ・円は、119円33銭へ下落後、120円02銭へ反発。ポンド・ドルは、1.2489ドルから1.2531ドルへ上昇した。2月英小売売上高を好感したポンド買いが観測された。ドル・スイスは、0.9937フランから0.9912フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル弱含み、米共和党ヘルスケア法案の採決延期