ユーロ・円は121円90銭付近で小動き。本日投開票のオランダ総選挙は日本時間16日朝にも結果が判明するとみられる。ルッテ首相率いる与党・自由民主党と反移民や反欧州連合(EU)を掲げるウィルダース党首の自由党が拮抗しているもようで、結果が注目される。11日にトルコの外相がオランダに入国を拒否されたことは、イスラム教徒の移民の排斥を訴え支持を集める自由党にとって好材料となる可能性もあろう。自由党が第1党となった場合には来月のフランス大統領選への影響が懸念され、ユーロ・円などクロス円の売りが強まり、ドル・円を押し下げる要因となりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは114円63銭から114円88銭、ユーロ・円は121円64銭から121円96銭、ユーロ・ドルは1.0603ドルから1.0619ドルで推移した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ユーロ・円は小動き、オランダ総選挙の行方を注視